チベットの光 (41) 嘘
ウェンシーは戻ると、アバ・ラマを見かけたので、死骸がつまった包みをどっかと地面に置いた。
「先生、見てください!私は正法を求めに来たのに、却って罪業を積んでしまいました」。ウェンシーはこう言うなり泣きだした、「どうか先生、この大罪人を憐れんでください」
ラマは、ウェンシーがひどく傷ついているのを見て、彼をなだめるようにして言った。「怪力よ、おまえは恐れたり慌てたり、ましてや悲しむこともないぞ。ノノバ尊者の法は、鳥獣でも解脱させることができるのだぞ。今度の雹で死んだ動物たちは、おまえが佛になった暁には、おまえの浄土に入って、法を聴く第一の衆生になるのだぞ。それらがおまえの浄土に入る前には、まず地獄に堕ちないように手配してやるわ。百聞は一見に如かず…」ラマがしばらく沈思瞑目すると、突如としてこれらの死亡した鳥獣たちが蘇り、飛んで行ったり、走っていったりして、全部がいなくなった。
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