臓器あっせん従事者が暴く中国の臓器提供の裏 「金で貧乏人の命を買う」
法輪功学習者など良心の囚人を対象とする臓器の強制摘出・売買への国際社会の批判をかわすため、中国共産党当局は2010年3月、「臓器提供」のパイロットプログラムを開始した。このプログラムで「臓器提供コーディネーター(以下、臓器コーディネーター)」として勤務する遼寧省の梁辛さん(仮名)は大紀元のインタビューで、自らの体験をもとに、この「自主的臓器提供プログラム」の実態を明らかにした。
当局から「生死のフェリーマン」と宣伝された臓器コーディネーターは、患者の家族に臓器の提供を促すだけでなく、仕事の一環として医師の臓器摘出を手伝うこともあるという。
現地の臓器移植の状況について、梁さんは大紀元に対し、「臓器移植は常に可能であり、省外からも臓器を調達できる」「賄賂やコネを使えば、早ければすぐに移植が受けられ、遅くとも1週間以内には適切なドナーが見つかる」と述べた。
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法輪功学習者など良心の囚人を対象とする臓器の強制摘出・売買への国際社会の批判をかわすため、中国共産党当局は2010年3月、「自主的臓器提供」のパイロットプログラムを開始した。本当の供給源を隠すためとの指摘もある。