米トランプ前大統領が新たなSNSを立ち上げか 個人サイトで公開
米ドナルド・トランプ前大統領は4日、個人の公式ウェブサイト(www.donaldjtrump.com)のなかで、新たなソーシャルプラットフォームとして考えられるサイトを立ち上げた。ツイッターやフェイスブックなど大手SNSの利用を停止されたトランプ氏は、以前、独自のソーシャルサイトを作ると報道されていた。
このサイトが大衆向けに発展させるかどうかは定かではない。現在のところ本人のみの限定投稿で、他者がアカウントを作成したり、トランプ氏の投稿に返信したりすることはできない。トランプ氏は3月以降から2〜3日に1度書き込んでいる。日によって多数書き込むこともある。
トランプ氏の書き込みの内容は、最近の共和候補者の支持表明や現職議員への批判、バイデン政権に対する意見、またワクチン配布に関するニュースへのコメントなど。2020年大統領選挙の結果に疑問を呈するものもある。
トランプ氏の顧問を務めるジェイソン・ミラー(Jason Miller)氏によれば、今回公開されたサイトは、トランプ氏が立ち上げを計画しているSNSとは別だという。ロイター通信によれば、ミラー氏は、SNS計画の追加情報が近くに公表されるという。
1月6日の議事堂襲撃事件の後、トランプ氏のフェイスブックとツイッターのアカウントは停止された。3月、トランプ氏の元選挙アドバイザーであるコーリー・ルワンドウスキ (Corey Lewandowski)氏は、ニュースマックス(Newsmax)の取材に対して、トランプ氏は3〜4か月後に「利用者が報復や拒絶を恐ることのない、自由な交流ができる」SNSを立ち上げると述べた。
トランプ氏は4月29日、FOXニュースの番組に出演し、2024年の米大統領選挙に「100%」出馬する意向であると語った。また、フロリダ州知事ロン・ディサンティス(Ronald Dion DeSantis)氏を副大統領候補に検討することも明らかにした。
(佐渡道世)