新疆ウイグル自治区ホータンにある「再教育キャンプ」、監視塔らしき建物に人影がみえる(GREG BAKER/AFP via Getty Images)

人権団体、国連に「中国政府の反人道罪調査」を要求

2021年4月、人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は中国共産党が新疆ウイグル自治区で「人道に対する罪」を犯していると指摘する報告書を発表し、国際連合に対して調査の必要性を訴えた。

イスラム教徒の大量拘禁や宗教的慣行の弾圧、また新疆ウイグル自治区北西部の少数民族に対する他の中国政策について報告したヒューマン・ライツ・ウォッチは、国際刑事裁判所 (ICC) の構成などを規定する国際条約に定義されている通り、中国の所行は「人道に対する罪」に相当すると述べている。

ニューヨークを本拠とする同人権団体は、中国は国際刑事裁判所の非加盟国であり、国連安全保障理事会(国連安保理)常任理事国としての拒否権を行使して中国当局に対する訴訟を阻止する可能性があるが、実態調査、責任者の特定、責任追及における指針を示す調査委員会を設立することを国連人権委員会(UNCHR)に対して求めている、と報告書に記述している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国・北京で民主化を求める学生や市民らが武力鎮圧された「六四天安門事件」から37年を迎えるのを前に、6月3日、 […]
中共官製メディア「光明日報」のプラハ駐在記者が、中共の情報機関のために活動した疑いでチェコ当局に起訴された。台湾に友好的な政治家の情報を収集していたとし、同国で同罪が適用される初の事例となる
台湾で、患者を中国本土での臓器移植に仲介した医師の免許が取り消された。違法な臓器移植あっせんを理由とする医師免許取り消しは台湾初の事例で、医療倫理と国際的な臓器移植問題に注目が集まっている。
アメリカ民主党主導のこの決議案は215対208で可決され、議員らは米軍をイランとの敵対行動から撤退させることを支持した
ドイツ当局は、中共のために情報収集を行った疑いで中国系ドイツ人夫婦を逮捕した。大学や研究機関の先端技術、軍民両用技術の流出リスクに改めて注目が集まっている