中国の脅威 アフリカ前哨基地より大西洋側に押し寄せる=米司令官
米アフリカ軍(AFRICOM)司令官は、中国による脅威は太平洋地域からだけでなく、大西洋側からも押し寄せる可能性があると警告している。
米国陸軍のスティーブン・タウンゼント(Stephen Townsend)大将の発言によると、中国政府はアフリカ西海岸に将来的に潜水艦や空母を停泊させる海軍港の建設を計画しており、中国はアフリカ北西部に位置するモーリタニアから南西部のナミビアにかけての諸国に働きかけている。こうした施設を建設することで、中国共産党(CCP)は拡大を続ける中国人民解放軍海軍(PLAN)の軍艦を大西洋と太平洋の両側に配備することができる。
タウンゼント大将は、「中国は軍艦を再装備して修理できる場所を求めている。これは紛争勃発時に軍事的に有用である」とし、「ジブチでこれを確立するには時間がかかり過ぎるため中国は現在大西洋岸に視線を向け、こうした地域に基地を構築することを狙っている」と説明している。
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