(Shutterstock)

脳出血を防ぐため「脾臓を守る」 その意味と養生法

中国伝統医学である漢方の考え方によると、五臓六腑でいう五臓のうちの一つ「脾(ひ)」には「水穀を消化し、後天の精や津液、血や営衛などを吸収して全身に送る作用がある」とされています。本稿では、漢方の視点からいう「脾臓」について、その養生の方法も含めて、ご紹介します。

漢方医学でいう脾は、そのまま「脾臓(ひぞう)」と呼ばれることもありますが、その基本的な概念は、西洋医学の解剖学によるところの脾臓とは異なっています。西洋医学の脾臓は、造血や血液の貯蔵など、主として血液に関する直接的な機能を有します。

これに対し、漢方でいう脾臓は、胃の機能と合わせて「脾胃」と併称されるように、食事のあと、他の臓器に先駆けて、まず体内に入った食物の消化吸収に当たることが役割になっています。

▶ 続きを読む
関連記事
認知症予防の鍵は、座る時間を減らすことだけではないようです。最新研究では、読書や学習など「脳を使う座り方」が認知症リスクの低下と関連することがわかりました。日常の過ごし方を少し変えるヒントを紹介します。
物忘れや疲れやすさは年齢のせいとは限りません。近年注目される「脳の隠れた炎症」は、認知機能の低下を静かに進める可能性があります。脳を守る食事や生活習慣、今日から始められる予防法をわかりやすく紹介します。
スマホの使いすぎは、目の疲れだけでなく注意力や記憶力の低下につながる可能性があります。中医学の3つの体質別食養生と、脳に余白を取り戻す生活習慣を紹介します。
砂糖ゼロで安心と思われがちなダイエットソーダですが、近年の研究では人工甘味料が腸内環境や脳の働きに影響し、認知機能低下との関連も指摘されています。脳と体の健康を守るために、飲み物選びを見直すヒントを紹介します。
アルツハイマー病のリスク遺伝子を持つ人にとって、毎日の食事が脳の健康を左右するかもしれません。最新研究では、ある種類の肉の摂取が認知機能の低下を緩やかにする可能性が示されました。遺伝子と食事の意外な関係を解説します。