【医学古今】
鼻水に命門のお灸
鼻水は鼻粘膜の分泌異常によって起きる症状で、現代医学では耳鼻科で治療しますが、漢方医学の場合、鼻は肺の付属器官だと考えています。ですから、鼻の症状は肺の状態を調節しながら治療します。
それ以外に肝、胆、胃、大腸の経絡も鼻や副鼻腔の周囲を通っていますから、鼻の症状はこれらの臓腑の状態を考えて治療する場合もあります。
もう一つ陽気不足によって起きる鼻水があります。このような患者は、鼻詰まりやくしゃみなどの症状がなく、普段鼻の異常をほとんど感じません。しかし、ちょっと寒くなり体が冷えると、透明の水のような鼻水がたくさん流れるように出てきます。症状は一見重いようですが、いったん体が暖まれば鼻水はすぐ止まり、異常もほとんど感じなくなります。
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