(calydelphoto/Creative Commons)
≪医山夜話≫ (24)

体から魂が抜け出た人(下)

 「あなた、あと7日で納税の締め切り日が来るわ。書類を整理して、すぐに郵送しなければだめよ。もし今回も以前のように、だらだらとそれを遅らせるなら、私はこの家からすぐに出ていくわ…」まだ夜の明け切らない早朝に、妻は彼の耳もとで呟きました。

 「それは僕への警告なの?」と彼が聞くと、「いいえ、ただのお知らせよ」と妻は平然と答えました。

 彼にとってそれを達成することがどれほど難しいか、どれほど私を苦しめるか、彼の妻もよく知っていましたが、すでに彼女の忍耐は限界に達していました。

 

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