2019年8月、米ポンペオ国務長官(当時)を首都コロニアで迎えるパラオのレイノルド・オイローチ副大統領 (JONATHAN ERNST/AFP via Getty Images)

中国漁船団の違法・無報告・無規制漁業で、食料安保が脅かされる

サッカースタジアムを包み込めるほど巨大な地引き網を使用する特大の中国籍トロール船がインド太平洋全域で漁業を展開している。こうしたIUU漁業(違法・無報告・無規制漁業)により、米領サモア、グアム、ハワイの海域といった地域の食料安保が脅かされている。

太平洋島嶼諸国にとってIUU漁業は国家安保の脅威ともなる。 トンガ議会のフシトゥア(Fusitu’a)貴族代表議員はFORUMに対して、「トンガ海軍がEEZ[排他的経済水域]全域を取り締まることは無理である」とし、「中国が当国の排他的経済水域を侵害していることに疑いの余地はなく当国の食料安保にももちろん影響が及んでいる。しかし、最も懸念しているのは中国による侵害の理由である」と述べている。

米国と「二国間海洋法執行(MLE)シップライダー(乗船)協定」を締結しているトンガの法執行官は、米国沿岸警備隊(USCG)の船舶に乗り込んで自国の排他的経済水域における違法行為に対処することができる。

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