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英国の鳩レースで、約1万羽が行方不明に 地球磁場の変化が原因か

6月19日、英国ピーターバラで行われた鳩レースで、約5000羽から1万羽の鳩が行方不明になり、戻らなくなるという珍事が起きた。愛鳩家のリチャード・セイヤー氏が今回は「英国史上最悪の鳩レース」だとコメントした。

地元紙ピーターバラ・テレグラフ(PT)によると、鳩レースに出場した鳩の多くは英北東部から参加した。レースでは、東部に位置するピーターバラから北東部へ向けて放たれたものの、予定時刻に飼い主の元に戻ってこなかったという。

英王立鳩レース協会のイアン・エバンス会長は、「36年間のレース鳩の飼育経験の中で、このような鳩が消えたという話は聞いたことがない」と述べた。レース用のハトは飼い主に連れられて、ある場所で放たれても帰巣本能で帰ることができると説明している。

鳩が行方不明になった原因は現在調査中だ。飛行中に太陽活動が地磁気嵐を引き起こしたことによって、妨害された可能性があるとの指摘もある。レース当日の天候は曇りで、特に異常なことはなかったという。今回のレースは短い距離を飛ぶため、大半数のハトは数時間以内に帰巣すると考えられていた。9割以上のハトが戻ると予想されていたが、1割しか帰らなかったという。

エバンス会長はまた、「50年前、60年前は天気予報が正確ではなく、問題が起こる可能性はあっただろう。天気予報がすぐに手に入れるようになった現在、このような鳩レースは前例がないことだ」と語った。また、他のヨーロッパ国でも同じような問題が報告されたことがあると付け加えた。

(翻訳編集・蘇文悦)

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