中国共産党の幹部を養成する中央党校の蔡霞元教授は、「中国共産党は実際、非常に脆い」と指摘した(スクリーンショット)

共産党幹部養成学校の元教授、「中共は張子の虎」「崩壊に備えよ」

中国共産党結党100周年(7月1日)を控え、中国共産党(以下、中共)の幹部を養成する中央党校の蔡霞元教授は、米スタンフォード大学フーバー研究所(Hoover Institution)に28ページに及ぶ長文「体制内からの観点(Insider’s Perspective)」を寄稿した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル (WSJ)が29日報じた。

蔡氏は寄稿の中で、「過去40年間の米国の対中政策は、共産党指導部の米国に対する敵意を強化しただけだ。習近平氏の指導の下で、中国(共産党)はもはや接触政策を有用とは考えていない」と指摘した。

WSJよると、欧米の政治家やアナリストの中には、米国の対中外交政策は「功を奏していない」と考える人が増えているという。

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