オランダ国会議事堂前で行われたEndCCPの100万筆突破を祝う集会で、応援演説をするティエリー・ボーデ議員=2021年7月1日 (Han De/ The Epoch Times)

EndCCP署名100万筆突破を祝う集会 議員が応援演説=オランダ

米ニューヨークを拠点とする非政府組織(NGO)「全世界脱党支援センター」のオランダ支部は、中国共産党結党100年に当たる1日、ハーグの国会議事堂前で「End CCP(邪悪な中国共産党を終わらせよう)」運動の署名が全世界で100万筆を突破したことを祝う集会を開催した。

同日正午、オランダの保守系政党「民主​主義フォーラム(FvD)」のティエリー・ボーデ(Thierry Baudet)党首は集会現場を訪れ、署名と応援演説を行なった。

ボーデ氏は演説の中で、「中国共産党は国を動かし、少数民族に対するジェノサイドを行っている。この政権は、何千万人もの命を奪ってきた、この地球上に存在する最強の反人類勢力である」と批判した。

また、ヨーロッパにおける中国共産党の脅威について、「中国共産党は今、世界の覇権を握ろうとしている。彼らは国内で凄惨な大虐殺を行いながら、様々な方法でヨーロッパに自分のイデオロギーを浸透させようとしている」と述べた。

最後に中国人に対し、「中国共産党の価値観ではなく、普遍的な価値観のために手をつなぎ、希望と強さを維持しよう」と呼びかけた。

オランダの首都アムステルダムのダム広場で、「End CCP(中国共産党を打倒する)」の署名運動に署名する観光客たち=2021年7月3日(Han De / The Epoch Times)

署名運動を運営する女性ボランティアは、大紀元のインタビューに、「中国共産党は、中国を支配してきた72年間に、8000万人以上を殺してきた。今では、中共ウイルス(新型コロナウイルス)を通じて世界に災いをもたらしている。中国共産党は本当の悪魔だ。真の世界平和は、全世界が一致団結して中国共産党を打倒して初めて達成される」と述べた。

また、昨年7月に署名活動に参加して以来、1万人以上の署名を集めた。署名を集める過程で、多くの市民から支持と支援を受けたことに感謝しているという。

2020年以降、中国共産党は情報を隠蔽していたため、中共ウイルスが中国武漢から世界各地に広がってしまった。全世界脱党支援センターは、中国共産党の邪悪な本質を世界中の人々に理解してもらうため、同年6月にオンライン署名サイトEndCCP.com)を立ち上げ、「End CCP(邪悪な中国共産党を終わらせよう)」という署名運動を開始した。

先月5日に署名数が100万人を突破。5日時点では、署名数は110万を超えた。このうち、オランダでは12万人以上の署名が集まった。

(翻訳編集・王君宜)

関連記事
湖南省株洲市の湘江で、ウイルスサンプル収集用試験管が大量に発見され、住民たちは感染リスクに怯えています。当局は「未使用で損傷はなく、ウイルスは検出されなかった」と発表しましたが、専門家や市民の間で疑問の声が広がっています。試験管の正体や流出の経緯について調査が進む中、不安は収まりません。病院も研究所を信用できないのは間違いない。中国ではコロナが収束していないというのは、こういうことなのか?
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
ニセモノ摘発も命がけ、道徳低下した中国社会。中国福建省の展示会で、偽商品の摘発を目的とするインフルエンサーが暴行を受ける事件が発生しました。「福建鉄鉄」のカメラマンが問題商品を通報したことがきっかけで、出品者らから集団暴行を受けたとされています。この事件は、中国SNSやメディアで大きな注目を集めており、現在、市場管理局と公安当局が調査を進めています。偽商品撲滅の活動が招いた事件の経緯とその背景に迫ります。
19日、中国江蘇省連雲港市にある国有企業「中国化学工程第十四建设有限公司」の正門前で、ある女性が滞納された給料の支払いを求めて会社管理者の足に抱きつき泣き叫ぶ姿が撮影されました。この動画はSNSを通じて拡散され、多くの人々に衝撃を与えています。女性の訴えに耳を貸さない企業の対応と、中国社会で頻発する同様の問題に、ネット上では悲しみと怒りの声が相次いでいます。「惨め過ぎる」労働者の姿。官製メディアが宣伝する「盛世(繁栄)」中国のリアル。経営者が人間なのか? 人間であれば、会社をつぶす決意をして、会社財産を売って、給料を支払うはずだが。
湖北省武漢市で、配達食注文に対するクレームが原因で、配達員がナイフを持って客の家に押し入ろうとする衝撃的な事件が発生した。監視カメラには、ドアを内側から押さえる家主と、外でナイフを振り上げながら脅す配達員の姿が記録されている。この事件をめぐり、SNSでは中国社会のストレスや労働環境への懸念が噴出。「極限状態にある人々の行動は予測不能」といった声も広がっている。 至るところに「火薬庫」の中国、言動を慎まないと、いつどこで殺されるかわからない。