内臓脂肪を減らして、ダイエットに役立つ食材の一つは「キャベツ」。いろいろな料理に活用しましょう。(Artspace / PIXTA)
内臓脂肪を減らして、ダイエットに役立つ食材の一つは「キャベツ」。いろいろな料理に活用しましょう。(Artspace / PIXTA)

無情に増える内臓脂肪「なんとか減らすための食材」トップ10

内臓脂肪とは、なんとも聞きたくない響きの言葉です。

内臓脂肪は、もう1種類の脂肪である皮下脂肪とともに、肥満を招く主な要因になっています。内臓脂肪が増えることにより、ただ下腹部が太るだけでなく、高脂血症、糖尿病、心血管疾患等の成人病リスクも増加します。

そんな内臓脂肪を減らすのに役立つ食材があります。日本のウェブサイト「8760」は、医師や栄養士など専門家27人にインタビューして、内臓脂肪を減らす食材トップ10を挙げました。台湾大紀元の記事より、その概要を、以下にご紹介します。

内臓脂肪を減らす食べ物TOP10

第10位、第9位(同位):羊肉、キャベツ

第8位:玄米

玄米にはビタミンB群や鉄、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれており、新陳代謝を促します。ダイエットには、玄米と白米を5割ずつ混ぜて炊くことをお薦めします

第7位:豆製品

豆腐、湯葉、高野豆腐、豆乳などの豆製品を多く摂りましょう。大豆製品は低GI食であり、大豆に含まれるタンパク質β(ベータ)コングリシニンが、内臓脂肪を減少させることが報告されています。

第6位、第5位(同位):イワシ、サバ

イワシは必須脂肪酸のEPAやDHAを豊富に含み、脂肪を燃焼させる作用があり、コレステロール値の上昇も抑えられます。これらの良質な脂肪酸は、内臓脂肪の蓄積を防ぎ、血液をサラサラにする働きもあります。

第4位:緑茶

ダイエットのためには、砂糖を含む飲み物の代わりに、さっぱりした緑茶を飲むのが良いでしょう。緑茶は、悪玉コレステロールを胆汁酸に変換するビタミンCを多く含んでいます。また緑茶に含まれるカテキンは、血中コレステロール値の上昇を抑え、内臓脂肪を減少させます。

(画像)日本のメディアに紹介された、内臓脂肪を減少させる食材トップ10。上段の第1位から順に、ワカメ、大麦、納豆、緑茶、イワシ、サバ、豆製品、玄米、キャベツ、羊肉。(健康1+1/大紀元)

第3位:納豆

納豆は日本人がよく食べる食材で、タンパク質やビタミンが豊富です。

納豆をよく食べると、体の中の「痩身ホルモン」であるアディポネクチンも増加します。アディポネクチンは内臓脂肪の燃焼を促進し、糖分の過剰摂取を避けるとともに、血管を拡張し、動脈硬化を予防することができます。

第2位:大麦

普段の白飯を「麦ご飯」に変えると、体に意外な変化が出てきます。

大麦は、糖質が少ないわりに、食物繊維は豊富です。これらの食物繊維は、排便をスムーズにして、その頻度も増やすため、内臓脂肪を減らす働きをします。

第1位:ワカメ

ワカメは、ビタミンやミネラルを豊富に含むとともに、カロリーが低く、ダイエットの理想的な食材だと言われています。

 

キャプワカメは、ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、カロリーが低く、ダイエットの理想的な食材です。 (ykokamoto / PIXTA)

これら、日本でおなじみの食材を大いに活用して、内臓脂肪を減らし、成人病リスクを回避するとともに、健康的なダイエットを実現しましょう。

(文・李梅/翻訳編集・鳥飼聡)

関連記事
都市開発で失われた故郷の村を、母と息子が裏庭に再現。20年以上かけて築かれた小さな村は、今や訪れる人々に安らぎをもたらす癒しの空間となっている。
コレステロールは健康維持に不可欠な物質であり、摂取量よりも体内での処理と管理が重要です。炎症や肝機能、生活習慣の改善が鍵を握ります。
糖尿病の方や低糖質食実践者でも楽しめる、血糖値に優しい7種のおやつを紹介。食べ方や選び方のコツを押さえれば、おやつは我慢せず賢く楽しめます。
印刷物の読書は、スクリーン読書と異なり、脳の深い処理を促進し、記憶力や理解力、情緒や社会性の発達に良い影響を与えることが、神経科学の研究で明らかになっています。
薬を使わずに血糖値を正常化――著者であり神学校学長の劉志信博士が、ケトン食、断食、運動、そして信念の力によって糖尿病を克服した方法を語ります。