中国建築上の十の奇跡(二)―万里の長城
万里の長城は春秋と戦国時代に修築が始まった。紀元前214年、蒙恬将軍は始皇帝の命を受け、三十万人の軍勢を率いて、匈奴に迎撃した。秦、趙、魏、燕の国々によって建てられた旧城壁を繋いだ。臨洮から遼東まで何万キロメートルを伸び、それ以来は「万里の長城」と呼ばれた。
現存長城の遺跡は主に14世記に建てられた明長城だ。全長8851.8キロメートル、西の嘉峪関から、東の虎山長城にまで達していた、遺跡は北京、天津、青海などを含む15の省、市町村、自治区に渡った。
史料の記録によると、始皇帝は長城を修築した際に「峻険な地形に利用し、険しい場所で城塞を修築」を纏めた。これは軍事防衛レイアウトの重要な基盤となる。万里の長城は城壁、敵台望楼、関城、砦、駐屯地、衛所兵の屯田、烽火台など多種類の防衛プロジェクトで構成される完全な防御システムになる。
万里の長城は世界建築史上最も長くかつ最も巨大な防衛プロジェクトと見なされ、中華民族の象徴であり、炎黄子孫の勤勉、知恵、強い意志の象徴と見なされている。
(通訳編集 千里)
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