ジンバブエのワンゲ国立公園にて。2012年11月19日撮影(Photo credit should read MARTIN BUREAU/AFP via Getty Images)

ジンバブエ、中国石炭採掘プロジェクトに反対 内外で矛盾する中国気候変動政策

ジンバブエの環境活動家は、同国最大の国立公園であるワンゲ国立公園付近で計画が進む中国の石炭採掘プロジェクトに、地元住民や野生動物に影響が及ぶとして反対運動を起こしている。

ワンゲ地区のダンド村(Dinde)では、約600世帯が中国北発投資会社(Beifa Investments)の石炭採掘プロジェクトに反対し、同プロジェクトが進めば住宅を失うことになると恐れている。しかし、多くの人は報復を恐れて公に声を上げることができない。

石炭の採掘によって、川に有毒な酸が流出すると心配しており、家畜や野生動物が放牧されている土地も奪われることになると心配する村民もいる。さらに、ジンバブエ最大の野生動物保護区であるワンゲ国立公園が侵食される可能性もある。

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