(topic_72 / PIXTA)

中国建築上の十の奇跡(四)――霊渠

 

霊渠は秦の始皇帝が築いた運河で、広西チワン族自治区興安県にあり、全長34キロメートルです。紀元前218年に秦の始皇帝が中国を統一し、興安県内の湘江と漓江を結ぶ人工運河の建設を命じました。紀元前214年に霊渠が完成し、その年、秦は嶺南地区(南の地)を平定し、秦王朝の領地を広げました。

霊渠は犂の口、大天秤、小天秤、泄水天秤、陡門(水門)など、高度な技術によって築き上げられました。

大天秤と小天秤は、川の水量と水位を調節する施設であり、主に犂の口の後方に設置されます。「犂の口」は運河を分流させる役割を果たしているだけでなく、洪水から大、小天秤を守ることもできます。泄水天秤は大、小天秤とほぼ同じ役割を果たし、主に洪水が発生した時に溢れた水を湘江の古い川底(以前の湘江)に排泄させるための施設で、洪水の衝撃から堤防を守ることができます。陡門(水門)は全長34kmに及ぶ南北の運河に設置され、水位を調節して船を通航させる施設です。一般的に水位が低く、流れが早い場所に造られ、36か所も設置されたことから、霊渠の水門は世界の水門の父と呼ばれています。

▶ 続きを読む
関連記事
突然の不調に、足がヒントをくれる?中医学と最新研究から読み解く足反射ゾーンの仕組みと、自宅でできるやさしいケア法を解説。見る・触れるだけでわかる体からのサインも紹介します。
助ければ感謝されるとは限らない——イソップ寓話「オオカミとツル」が伝えるのは、人の善意と期待の落とし穴。
年齢を重ねても、人は成長できる。停滞から抜け出し、もう一歩前へ進むための具体的なヒントとは?忙しい日常の中でも実践できる「視野を広げる7つの方法」を分かりやすく紹介します。
汗はただの体温調節ではない?最新研究によると、汗には体の状態を映す「健康のサイン」が含まれ、糖尿病や神経疾患などを症状が出る何年も前に示す可能性があるといいます。ウェアラブル技術とAIで進む「汗による健康チェック」の最前線を紹介します。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は3月10日、東京ドームで1次リーグC組の1試合が行われ、日本代表はチェコ代表に9-0で勝利し、4戦全勝で首位通過を決めた。