米軽飛行機メーカー、大株主の中国企業を提訴 技術盗用で ヤマハの買収交渉も妨害か
米国カリフォルニア州を拠点とする水陸両用軽飛行機メーカー「ICONエアクラフト」は、飛行機の設計、製造や素材の生産に関する技術が中国企業に盗まれたとして、デラウェア州裁判所に6月1日、訴状を提出した。損害賠償を求める構えだ。
提訴したのはICONエアクラフト創業者兼元CEOカーク・ホーキンス(Kirk Hawkins)氏や元ボーイング会長フィリップ・M・コンディット(Philip Murray Condit)氏ら少数派株主35人。
訴状によれば、同社の大株主である上海浦東科技投資会社(PDSTI)が、中国側にICONの航空機設計、製造、高度な炭素繊維構造などの知的財産権技術を無断で移転した。
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