人は、体内に少なくとも4種の「快楽物質」をもっています。セロトニン、ドーパミン、アンポリフェノール、オキシトシンです。(Fast&Slow / PIXTA)

うつ病を克服するために「自然の力を、体に取り戻す」

台湾にある安泰商業銀行の元副頭取・林桂永氏は、仕事の絶頂期にうつ病にかかり、充実していた生活が、まさに谷底まで落下するような経験をしました。

入院治療によって、ある程度回復した後、退院した日からすぐに林氏が始めたのは、軽度の山登りでした。

ほとんど毎朝、簡単な食べ物をもって山へ出かけます。山に登って汗を流した後は、温泉に立ち寄って疲れを癒し、体をリラックスさせるのです。

▶ 続きを読む
関連記事
認知行動療法によって脳の灰白質体積が増加し、うつ症状が改善することがMRIで確認されました。脳は固定された器官ではなく、思考の訓練によって構造が変化し回復力が高まることが科学的に示されたのです。
ADHDのように見える行動の裏に、実は“トラウマ”が隠れていることも。症状だけに注目せず、子どもの心に寄り添う治療法とは? 家庭で今日からできるサポートのヒントを紹介します。
理由もなく不安が続く、夜に何度も目が覚める。その背景には「GABA不足」が潜んでいるかもしれません。脳を整える方法を解説します。
経済的不安は、単なる心配ごとではなく“健康リスク”です。見逃しがちな9つのサインから、あなたの心身を守るヒントを紹介。
うつや不安は「脳」だけの問題ではない?最新研究が示す、食事と代謝が心の健康に与える驚きの影響。専門家が注目する理由とは。