2020年3月、武漢市内で撮影(GettyImages)

蘭アーネム市、武漢市との姉妹都市関係を解消 ウイグル人権侵害に懸念

オランダ東部に位置するアーネム市が武漢市との姉妹都市関係を解消した。中国共産党政権による新疆ウイグル自治区のウイグル族に対する人権侵害をめぐって、市議会の過半数の賛成により、武漢市との姉妹関係を解消する議案に賛成した。

1999年以来続いていた武漢市との姉妹都市関係を解消した背景には、オランダ在住のウイグル人難民であるアーメジャン・カシマ氏らの切実な訴えがあった。カシマ氏は他のウイグル人とともに、市議会に先立って行われたデモで議員たちにウイグルでの残酷な実情を訴えていた。

アーネム市長や一部の議員は武漢市との関係維持を望んでいたが、移民推進派のDENK党、緑の党フルンリンクス、社会自由主義政党の民主66、社会党、キリスト教連合、自由党、動物愛護派Party for the Animalsの議員ら過半数が、武漢市との「即時の関係断絶」に賛成する形となった。

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