中国共産党機関紙・人民日報は16日、SNS微博でタリバンを賛美する投稿を行った(微博よりスクリーンショット)

人民日報、SNS投稿でタリバン美化 ネットユーザー「ゴミメディア」と猛批判

中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)報道局長は16日の記者会見で、「アフガン国民の意思と選択を尊重する」と述べ、タリバンによる武力制圧を事実上、容認した。中国共産党機関紙・人民日報はその後、微博に『タリバンとはどんな組織か』と題した記事を投稿した。記事は、タリバンはテロ組織ではなく、政治組織だと述べ、ネットユーザーからタリバンを「美化している」と猛批判を浴びた。

同日午後3時頃、人民日報は同微博アカウントで、国営中央テレビ(CCTV)が制作したタリバンに関する宣伝動画『60秒でタリバンはどんな組織か知ろう』を投稿した。人民日報は動画とともに、「ペルシャ語では、タリバンは学生という意味。タリバンはアフガニスタン内戦中に設立された組織で、メンバーの多くは難民キャンプにいた学生たちだった」と書き込んだ。

人民日報は、タリバンが勢力を拡大できたのは、アフガニスタンの貧困層から支持を得たからとアピールした。さらに「1996年、タリバンはカブールを占領し、アフガニスタン・イスラム首長国を樹立した。『9.11』後、タリバン政権は米国によって崩壊させられ、20年間に及ぶ戦争を始めた」と投稿。

▶ 続きを読む
関連記事
プラダは今後2~3年間、中国で毎年2~3店舗の直営店を閉鎖する方針を示した。グッチやカルティエ、ルイ・ヴィトンも店舗網を縮小
気付かぬうちに広がる対中依存。中国共産党は大型投資から地方浸透へ戦略転換。電力、交通、監視網を通じ、中南米で影響力を拡大している。
中国で新型コロナウイルスの陽性率が数週連続で上昇。激しい咳や高熱が長引くとの訴えが相次ぎ、病院の混雑や治療薬不足を指摘する声も出ている
中国・広西のダム決壊で、「死者は公式発表より多い」と発信した住民らが拘束され、救助隊も動画削除を迫られた。洪水だけでなく、「真実」まで押し流そうとしている
中国・深圳で幹線道路が突然陥没。2車線分の巨大な穴が出現し、朝の通勤ラッシュは大混乱に。現場近くでは都市鉄道の建設工事が進められていた