(涼然 / PIXTA)
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ジメジメ、カビ対策、ライフハック的除湿グッズ2選

部屋の湿気を取るのに有効なものは、除湿器の他に、安全、無害かつ繰り返し使えるものが二つあります。 「生活の魔術師」こと陳映如氏が、それら正しい使い方と除湿のコツを教えてくれました。

湿気にカビ、蒸れたニオイを撃退!優れた除湿グッズ2選

除湿機はさまざまな場所の湿度を調整するのに適していますが、靴箱やクローゼット、シンク下や洗面所のキャビネットなど、局所的に湿気が発生しやすい場所などを「お世話」するのは難しい場合があります。 そんな時には、水ガラスや炭を使うことで、除湿効果を高めることができます。

これらの場所は通常、換気する事が難しく、湿気を無くすことができません。でも この2つのアイテムを中に置くだけで24時間除湿が可能になります。これらのアイテムには安い、再利用可能、安全、無害など多くの利点があります。

1.ウォーターガラス

シリコンの結晶を原料とした環境に優しい乾燥剤で、化学メーカーから販売されています。 球状の粒状で、元々は青い色をしていますが、水分を含むとピンク色に変わり、染み出すこともありません。 水ガラスを瓶や袋に注ぐと、簡易的な除湿瓶ができあがります。

水ガラスがピンク色になったら、電子レンジで加熱するか、鍋に入れて弱火で加熱します。 色が青に戻ったら火を止めます。鍋で加熱する場合は、下の水ガラスがすぐに青に戻ってしまうため、加熱するときは弱火にしてかき混ぜるか、熱いうちに火を止めて余熱を利用することが大切です。

2.木炭または竹炭

竹炭や長期保存用の炭などは、小さな孔が多数あり、水を吸収することができます。 衣類や靴が炭に触れると黒くなってしまうので、周囲を汚さないように紙で包むのがおすすめです。 2~3ヶ月使用した後は、太陽光で自然乾燥させてから再度使用してください。

水ガラス、木炭、竹炭は、いずれも隅の除湿性を高めるために使用できますが、除湿機の代わりにはなりませんので、これらのアイテムを組み合わせると、除湿の効果は更に高まります。

風呂場や食器棚の湿度を下げるには、換気を大切にする

陳映如氏によると、室内の湿度に関して人々が直面する最も一般的な問題は、衣類のカビやバスルームの高湿度だそうです。

水ガラス、木炭や竹炭、除湿器を使う以外にも、湿度を下げる方法はいくつかあります。

浴室

湿気は主に入浴時に発生する水蒸気によるものなので、空気を循環させて湿気を減らすために、浴室換気扇を長時間つけておくとよいでしょう。

クローゼット

晴れた日には、クローゼットや靴箱などを開けて中を換気、扇風機を置いて風を送るのも良いです。 多くの人がクローゼットに物を入れすぎていますが、物を入れすぎると狭い空間での空気の循環が悪くなり、服の黄ばみやカビの原因になりやすいことを知りません。

衣類や靴、鍋やフライパンなどは、乾いてから片付けましょう。 例えば、1枚の衣類を乾燥させないと、その水分が密閉された空間に残り、他の衣類が湿ってしまいます。

その他にも、雨の日はドアや窓を閉めて家の中に入る湿気を減らし、除湿器を使用すると良いです。 戸棚や引き出しを開けると、除湿効果が高まります。 陳映如氏の秘訣によると、寝室を除湿する際に、時々マットレスを立てておくといいそうです。 これは、マットレスの裏面が外に触れることがなく、換気ができないため、部屋の除湿に利用できるということです。

 

(翻訳 井田)

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