「9.11」から20年 対テロ戦尻目に…増強続ける中国共産党
11日、テロ組織「アルカイダ」が米民間旅客機をハイジャックして、ニューヨークの世界貿易センタービルに衝突した事件から丸20年を迎えた。バイデン米大統領は3日、「9.11同時多発テロ」に関する捜査をめぐって、司法省などの関連部署に「今後6カ月後で」文書を公開するよう指示する大統領令に署名した。
米国はこの約3000人の命が奪われた同時多発テロから1カ月もたたないうちに、アフガニスタンへの空爆を開始。イスラム組織「アルカイダ」を擁するタリバン政権打倒を当初目的とした、対テロ戦争を開始した。
20年におよぶ「米国史上最長の戦争」は、今年8月、アフガン戦争は武装勢力タリバンの制圧、バイデン政権の米軍完全撤退という形で幕引きを迎えた。アフガン・イラクで展開した対テロ戦で、米国はこの期間中7000人の兵士の命を失い、帰還兵は後遺症に苦しんだ。対テロ戦の戦費総額は700兆円に及ぶとの試算もある。
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