米アップル、児童ポルノ検出ツールの導入を延期 プライバシー擁護団体などから厳しい批判
米アップル社は、アイフォン(iPhone)などの同社製端末に保存された児童の性的虐待画像を検知する機能の導入を延期すると発表した。検出ツールが、監視目的で利用されることを懸念するプライバシー擁護団体や研究者からの反発に応じた形だ。
アップル社は8月、児童性的虐待コンテンツのまん延を抑制するため、「iCloud」に保存された児童の性的虐待画像を検知する機能を導入すると発表した。
アップル社は暗号技術と人工知能を活用して「iCloud」に保存された児童の性的虐待画像を見つけ出し、全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)に通報すると説明。また、アップル社が照合する児童の性的虐待画像のデータベースは、単一の団体や政府によって管理されているものではないと付け加えた。
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