( midori_chan / PIXTA)

里芋は「天然美容食品」 抗がん解毒作用も

里芋は女性の容姿を美しくし、体をスリムにするだけでなく、子沢山で幸せになり、家族を繁栄させると古くから言われています。現代の栄養学では、里芋は低カロリー、低脂肪で栄養バランスがよく、血糖値を下げ、更年期障害を緩和し、抗がん作用もあるとされています。

現代の栄養学的な研究がなかった古代日本で、なぜ里芋をよく食べていれば子孫繁栄ができると信じられていたのでしょうか。それは里芋の親芋に節ごとに一つの芽から、「子芋」、その子芋からまた「孫芋」が、そしてどんどん曽孫や玄孫芋などができます。この増え様は子孫繁栄した家族のようなもので、そのため昔の人は、里芋は女性をいたわり、子沢山にして幸せにすると考えていました。子供が多くて幸せであるということは、体の健康や美しさを意味します。

現代人は、このような古来からの言い伝えを、縁起をかついだもの、あるいは迷信と考えています。実は、この認識は中医学の道理に符合するだけでなく、更に天人合一、自然に倣うという古代の宇宙観の現れでもあるのです。例えば、肝臓を食べて肝臓を補い、腎臓を食べて腎臓を補います。また、大豆や黒豆などの豆類は、人体の腎臓によく似ているので、豆の食べ物が腎臓を補います。ただし、寒熱陰陽の性質に注意して、自分の体質に合ったものを選びましょう。

 

▶ 続きを読む
関連記事
口内の微生物が膵臓がんリスクを左右する――大規模研究で明らかに。唾液検査の可能性や歯周病との意外な関係を解説し、今日からできる口腔ケアと予防のヒントまで示す、今知っておきたい注目記事。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
1日5,000歩から、13種類のがんリスクが下がり始める──8万人超を追跡した最新研究が示す“歩くこと”の力。速さより歩数、日常に取り入れやすい予防法とは?
大腸がんは「いつ治癒といえるのか」。3万5,000人超のデータから、手術後6年で再発率が0.5%未満になる重要な節目が判明。長年の不安に明確な指標を与える最新研究の意義を分かりやすく紹介します。
更年期以降、腸内細菌叢の変化が炎症やホルモン代謝に影響し、乳がんなど一部のがんリスクに関係する可能性があります。腸の乱れとがんの関連、改善策を解説します。