ソウル北西部の高陽市内にある男性ヒップホップグループ防弾少年団(BTS)のラッパー「RM」の大型壁画(JUNG YEON-JE/AFP via Getty Images)

「いびつな美意識」女っぽい男性芸能人を排除する中国 専門家「起こりうる戦争への備え」 

中国当局は最近、国内で流行っている「娘炮(女っぽい男性)文化」を正そうとしている。中国国家ラジオテレビ総局はこのほど、エンターテインメント業界および芸能界の男性の女性化の風潮を食い止めるという方針を明らかにした。一部の評論家は、文化の是正というよりも、将来起こりうる戦争に備えて、硬派な男性に憧れる風潮を作り出すためと論評した。

中国国家ラジオテレビ総局などは9月2日、オンライン通知で、全国のメディアやエンタメ施設などに対して「娘炮などの歪んだ美意識を根絶すべきだ」と主張した。

1日にも元国営メディア主筆の李光滿氏は「誰でも感じ取れる、深刻な変革は今進行している最中だ」と題する論説を発表した。同氏は論説で、中国の芸能人の一部は、韓国のKポップや日米アーティストから影響を受けており、彼らは資本主義の価値観を中国に持ち込む「娘炮」アイドルだと糾弾し、「男らしい、強靭な人民中心の文化」を打ち立てなければならないとぶち上げた。

▶ 続きを読む
関連記事
CCTV春晩が異例の青・黒基調に。例年の赤一色から一転し、SNSで「暗い」と話題。「赤馬紅羊劫」の伝承がささやかれ、1966年の文革を想起させる不穏な演出に注目
中国の新年コンサートで「踏馬迎春」という曲が話題に。馬年の縁起語のはずが、発音は強い罵り言葉とほぼ同じ。祝福か皮肉か。ネットでは「本音のガス抜き」との声も
中国の旧正月特番が炎上。「4時間笑えなかった」との声に加え、批判コメントが表示されない疑惑も拡大
中共は輸入関税の全面免除を通じて対アフリカ経済関係の拡大を打ち出しているが、専門家からは、経済支援の側面だけでなく外交・政治戦略としての狙いを指摘する声も上がっている
米テキサス州のケン・パクストン司法長官は17日、ネットワーク機器メーカー「ティーピーリンク」を提訴したと発表した。訴状では、同社が製品の販売にあたり誤解を招く宣伝を行ったほか、中国共産党が米国の消費者の所有する家庭内機器にアクセス可能になると指摘