中国西安市「千人計画」の文書流出、米国の一流大学教授ら関与
中国の地方当局から流出した文書によると、米国の大学に所属する複数の著名な教授が、卓越した技術や知能を持つ高度人材を招致する中国国家プロジェクト「千人計画」に参加していたことが分かった。
今回流出した文書は、中国陝西省の西安市当局から入手したもので、海外から採用した専門家の名前、資金調達の詳細、現地での「千人計画」の目的などが記載されている。教授のうち2人はカーネギーメロン大学、もう1人はカリフォルニア大学バークレー校に勤務。3人とも、バイオメディカルの研究開発を専門とする。
中国共産党中央組織部が率いる、海外ハイレベル人材招致「千人計画」は2008年に始まった。この計画では、著名研究機関の研究者や大手企業で上級管理職を経験した人物などを中国に高待遇で招き入れ、技術を中国に取り込む政策だ。
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