実は細菌だらけ バスタオルの洗濯頻度は?正しい洗い方は?

お風呂やシャワーの後、やわらかくて温かいバスタオルに包まれるのは最高に気持ちいいものです。しかし、体を乾かした後、タオルも濡れてしまい、細菌が繁殖してしまうことがあります。濡れたタオルをただ干すだけでは、きれいな状態を保てません。タオルはどのくらいの頻度で洗濯すればいいのでしょうか?

CNNが10月2日に報じたところによると、ウェストミンスター大学の医療微生物学の講師であるマナル・モハメッド氏は、「バスタオルは思ったよりも清潔ではなく、バクテリアを撒き散らしてしまいます」と述べ最低でも週に一度はタオルを洗う事を推奨しています。

COVID-19のパンデミック時には、家庭内でも別のバスタオルを使用すべきでしょう。モハメッド氏は、「新型コロナウイルスがバスタオル上でどのくらいの期間生存できるかは不明ですが、感染者や自宅で隔離されている人とバスタオルを共有しないことが重要です」と述べています。

モハメッド氏は、「湿度の高いバスルームで使用した濡れたバスタオルは、微生物の繁殖を促します。これらの細菌のほとんどは無害ですが、中には(ブドウ球菌を含む)感染症や健康問題を引き起こすものもあり、特に皮膚に傷のある人や免疫力の低い人には注意が必要です」とモハメッド氏は言います。

バスタオルの汚れ具合は?

モハメッド氏によると、白癬の原因となる病原菌を含む真菌は、バスタオルを共有することで感染する可能性があるといいます。

ブドウ球菌のように、より深刻な感染症を引き起こすこともあります。この細菌は、通常は皮膚に付着していますが、傷口から侵入すると感染症を引き起こします。

その他、ニキビの原因となる菌、目の充血や結膜炎も注意が必要です。

 

バスタオルを清潔に使うために

バスタオルを使うときは、体の中のあらゆる細菌がバスタオルに移ってしまいます。そのため、専門家は常に石けんと水で20秒間手を洗うことを推奨しています。

またバスタオルも、きちんと洗ったり干したりしないと清潔に保てません。バスタオルの洗濯は、高温のお湯で洗うのが一番です。専門家は、バスタオルを他の汚れのひどい衣類と一緒に洗濯しないことを推奨しています。

キッチンタオルとバスタオルを分けて洗うことで、細菌を拡散させるリスクを減らすことができます。

(翻訳・呉思楠)