尼僧は末期がんからの予期せぬ快復:なぜ修煉が疾病を改善できる?
ベトナム人女性のグエン・ホアン・ウエン(Nguyen Hoang Uyen)さんは、26歳で尼僧になりましたが、正式に尼僧になった1年後、腸、胃、子宮にがんを発症してしまいました。彼女はどんどん弱っていき、起き上がって歩くのがとても辛くなったため、自宅で治療することになりました。
親友に付き添われて様々な医療機関を回り、有名な医師や気功師からの治療も受けましたが、すべて失敗に終わりました。彼女は死を恐れていませんが、両親を残していくことは耐えられなかったのです。絶望のなか、友人から法輪功の修煉を勧められ、他の学習者から学ぶために公園に行こうと誘われました。
気功を練習したこともありましたが、あまり効果がなかったので、グエンさんは最初少し抵抗があったようです。しかし、友人から真ごころのこもった紹介を受け、やってみようと思った彼女は、友人の家に泊まって毎日公園に行って練習していました。初めて法輪功を修煉した時、グエンさんは暖かいエネルギーが体内を貫通するのを感じ、それは心地よくて素晴らしいものでした。練習を始めて1か月目、体の変化を感じて、痛みが和らいだだけでなく、「子宮から指ほどの長さの腫瘍が出てきた」のを見ました。
六か月の修煉を経て、グエンさんは薬を一切飲まなくなり、病気が完全に治りました。最後の痛みを感じた時に起こった不思議な経験として、「私の主元神が2分ほど身体から離れ、身体に戻った後、4時間ほど眠り、それ以来、痛みがなくなった」ことを挙げました。
実証研究:法輪功の修練による病気の改善効果について
「法輪大法明慧ネット」によると、世界中で重病にかかった人が法輪功を修練して病気から快復した例が数多くあると言われています。
スイスのバイオテクノロジー企業SunRegen Healthcare AGのチーフサイエンティストであるウイルス学者の董宇紅博士は、法輪功を修煉した末期がん患者152人を調査し、彼らの健康状態を調べてレトロスペクティブスタディ(症例対照研究)を行いました。その結果、法輪功の修煉は末期がん患者生存期間を大幅に延長し、症状を改善または治癒させることができると結論づけました。事例を見ると、煉功後に97%の患者のがんの症状が消え、症状が改善されるまでの平均期間はわずか1.3か月、平均生存期間は予想の10倍以上となっています。
レトロスペクティブスタディは、医学的研究方法の一つとして認められており、董宇紅氏は、ある治療法が新しく、科学者がその特徴をよく知らない場合は、レトロスペクティブスタディで理法やパターンを見つけ出すことができると述べています。これは医学的根拠を収集するための重要なツールであり、疫学や薬効解析などによく用いられます。
末期がん患者の中には、すでに死期が迫っている人もいて、その家族は棺を購入して埋葬の準備をしていました。まさか法輪功の修煉によって生きられるとは思わなかったと董宇紅氏は言いました。彼女によると、法輪功はがんの治療のためのものではありませんが、法輪功の修煉によって、がん患者の症状を緩和しながら大幅に延命できることが研究で証明されているといいます。
科学的研究:法輪功学習者は体の内外に超常的なエネルギーを持っている
法輪功が中国から海外に広まった初期の頃、多くの科学者が法輪功学習者を研究し、彼らが並外れた身体的特徴を持っていることを発見しました。
アメリカのスクリプス研究所(The Scripps Research Institute)の免疫学者が法輪功学習者の血液を分析したところ、好中球(白血球の一種)が一般の人々よりもはるかに活発で寿命が長いこと、すなわち彼らの免疫力が高いことが分かりました。研究者は、法輪功学習者の細胞には、何らかの高エネルギー物質が含まれているのではないかと推測しています。
法輪功学習者の研究もしていた生物物理学者の劉国華博士は、カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)で分子生物学の研究をしていました。彼はラットの心筋細胞を実験装置に接続した後、法輪功学習者に「法輪樁法」の腹前抱輪動作を行ってもらい、学習者の手はラットの心筋細胞から30センチ離れたところに置くように指示しました。
その実験によると、おそらく煉功中の法輪功学習者は健康的なエネルギーを空気中に放出し、ラットの心筋細胞に影響を与え、その収縮張力を強めているということが明らかになりました。
上に示した実験は少なくとも5回繰り返され、結果は一貫していましたが、各実験の張力の増加率は35%から111%に至り、細胞の大きさや煉功者の状態に関係しているのではないかと劉国華氏は説明しています。
さらに劉国華氏は、非学習者の対照群に法輪功の動作を真似させ、同じ実験を繰り返しましたが、その結果、測定した心筋細胞に変化はありませんでした。
劉国華氏によると、心筋細胞の収縮張力を高めるためには、生化学的または物理的な追加エネルギーが必要であることは、生理学的常識です。 しかし、実験では煉功者の介入以外、エネルギーは加えられていません。何度も実験を繰り返し、一貫した結果を得たので、法輪功学習者は体の外に未知のエネルギー場を持っていると推測できたのです。
法輪功学習者による偶然の発見:自分の身体がスーパーバグを破壊できる
徳緣というドイツの大学生法輪功学習者は、微生物学の実験中に、自分がスーパーバグの「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」(MRSA)を殺す天然のスーパー抗生物質を持っていることを発見しました。
第一回実験授業:ドイツで生まれた徳緣さんは、幼い頃から両親と一緒に法輪功の練習をしてきました。ある年、彼女は大学で微生物学を学んでいました。最初の授業では、自分の手がどれだけ汚れているかを確認するために、各学生が培養シャーレに自分の指紋を押しつけました。 その後、培養シャーレをインキュベーターに入れておき、細菌を増殖させました。
数日後、徳緣さんは自分の培養シャーレを取り出しましたが、そこには細菌が全く付着していませんでした。それに対し、他の学生の培養シャーレには細菌のコロニーがはっきりと見えました。
第二回実験授業:先生は、学生たちに自分で微生物を検査する対象を探すように言い、徳緣さんは紙幣を選びました。数日後、徳緣さんは紙幣を接触させた培養シャーレを回収しましたが、コロニーが入っていた他の培養シャーレと比べて、徳緣さんの培養シャーレはまだ「きれい」でした。 紙幣は特に汚れているはずですから、彼女はとても困惑しました。
第三回実験授業:先生は各グループの生徒に、細菌の実験には喉と鼻の粘液を使うように指示し、徳緣さんは自分の鼻の粘液を採取して実験をしました。数日後、分析データと菌の名前を書いた紙が貼られた培養シャーレを各自が取りに行きました。今回、徳緣さんの培養シャーレには、ついに「スタフィロコッカス・ルグドゥネンシス」という細菌のコロニーができました。
不思議なことに、クラスの中でこの菌を持っているのは徳緣さんだけでした。先生は徳緣さんの菌の名前を聞いて、非常に興奮していました。10年以上前に新たに発見された菌株ですが、最近になって、スタフィロコッカス・ルグドゥネンシスが恐ろしい黄色ブドウ球菌を殺すことができるという研究結果が発表されたからです。
黄色ブドウ球菌は多くの重篤な病気を引き起こす超悪性の細菌であり、スタフィロコッカス・ルグドゥネンシスはその天敵です。研究によると、スタフィロコッカス・ルグドゥネンシスが天然の抗生物質であるルグドゥニン(lugdunin)を生成し、黄色ブドウ球菌やもう一つのスーパーバグであるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)を消除できることがわかりました。
精神的な変化が病状を快復させる鍵となるかもしれない
法輪大法明慧ネットによると、修煉者は五式の功法を実践するだけでなく、「真、善、忍」の原則を守り、心性を高める必要があるのです。この精神的な変化が、患者の病状を好転させる要因になると思われます。
董宇紅氏は、身体的な変化の前に、そのがん患者たちは心理的、概念的、感情的な変化を経験することが多いと述べています。具体的には、考え方が前向きになり、物事の明るい面を見るようになります。「これは、現在注目されている精神神経免疫学の研究結果と一致している」と彼女は語っています。
台湾の漢方医である胡乃文氏は、20年以上法輪功を修練しており、疾病の原因を深く理解しています。
漢方医学の観点から見ると、癌をはじめとするいくつかの病気は、喜、怒、憂、思、悲、恐、驚などの感情の起伏や、名、利、情を手放せないことが原因となっているかもしれないと言います。
しかし、病気は心から生じるのですが、状態も心に従って転じるのです。苦しみの中で心を修め、正念が生じれば、疾病の繭から抜け出すこともできるだろう、と胡乃内文氏は述べています。彼はある患者の例を挙げました。ある老婦人が彼のところに診察を受けに来ましたが、彼女はクリスチャンで、毎日お祈りをしていました。胡乃文氏は、悔い改めの祈りで何を言ったかを尋ねました。 すると今日は誰に怒っているのか、明日は誰に怒るのかを神様に伝えたというのです。
病気を治すためには、病気の話をする前に、まず心を治療し、心のしこりを解かなければならないことを胡乃文氏は知っています。「そこで私は老婦人に、悔い改めの話をしているが、告白といっても、悔い改めずに毎日告白しているのですか。告白しても悔い改めないと、悔い改めても変わらないと意味がない、と伝えました。」
老婦人は意外にも胡乃文氏の言葉を聞き入れ、涙を流していました。2回目の診察の時、老婦人は胡乃文氏に、帰ってから、かんしゃくを起こすという悪い癖を改め、すっかり快復したと感謝の言葉を述べました。
還俗
病気から快復した後、グエン・ホアン・ウエンさんは寺院を出て、英語を教えるという常人の生活に戻ることを決意しました。彼女は、法輪大法は佛家修煉法門であり、修煉者が仕事や家庭を持つことができ、複雑な世俗的環境において自分の境地を向上させることを推奨していると言います。
グエン・ホアン・ウエンさんは、法輪功は自分が探していた真の修煉の道だと言いました。『轉法輪』を読んで目が覚めました。今までわからなかった人生や業力、修煉などの問題が本の中でわかりやすく簡潔に説明されているからです。
30年間僧侶をしていた叔母は、グエン・ホアン・ウエンさんに寺院に戻ることを勧めましたが、寺院の元住職は叔母に「彼女を探すな、彼女は今正しい道を歩んでいる」と言いました。
(翻訳 小隋)