中国人スパイ、米検察官「仏航空会社へのハッキングにも関与」
米国の検察当局はこのほど、米企業から機密情報を盗んだとして起訴されている中国人スパイ、徐延軍容疑者について、2014年の仏航空会社へのハッキングにも関与したと指摘した。
徐容疑者は、中国情報機関、国家安全部(省)の江蘇省国家安全庁の副処長を務めていた。米政府は、同容疑者は複数の米航空企業の機密情報窃盗に関与したとしている。2018年4月、ベルギーで逮捕され、10月に米国へ身柄を引き渡された。第三国から米国に引き渡された最初の中国人スパイだ。19日(現地時間)から、米オハイオ州シンシナティの地裁で、同容疑者に対する公判が始まった。
地元メディア「WCPO」によると、26日の公判では、検察側は徐容疑者は米航空企業だけでなく、2013年からは各国の航空企業の情報窃盗にも関与したと訴えた。
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