米CIA本部の床にあるCIAのシンボルマーク。2004年7月9日、バージニア州ラングレーのCIA本部にて撮影(Photo by Mark Wilson/Getty Images)

米政府、習近平指導部巡る情報収集が困難に=報道

米バイデン政権の高官は、中国の習近平指導部に関する情報が不足していることに強い懸念を示した。

ブルームバーク10日付によると、米国の機密情報に関する報告を検証した現・元当局の両者は、中国当局について「一段と手ごわい相手となりつつあり、不可解さを増している」と指摘した。米政府は台湾問題などで米中対立が深まるなか、習近平氏の政策決定を知り、分析する必要性が高まっている。

現・元当局者は、香港民主化運動への鎮圧、南シナ海での軍拡、中国企業への規制強化、外国の政府機関や企業へのサイバー攻撃など、中国側の素早い動きに「驚いていた」と話した。米の情報機関に中国語を話せる人材が少ないため、米政府が求める中国に関する情報提供において、情報機関は長年苦労しているという。

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