2021年10月4日、記者会見を行う岸田首相(Photo by Toru Hanai - Pool/Getty Images)

政府の防衛費、対GDP比で初の1%超 海外専門家「日本は米国の最も重要な同盟国へ」

政府は11月26日、防衛関係費7738億円などを盛り込んだ2021年補正予算案を承認した。防衛費の金額は、補正予算で計上する額として過去最大となった。ドイツなどの専門家は、中国当局の軍事的挑発行為に直面し、日本は米国の今世紀最も重要な軍事同盟国になるとの見方を示した。

政府が決定した補正予算案と当初の予算を合わせて、2021年度の防衛関係費は、前年比で14%増の6兆1000億円で、国内総生産(GDP)比で1.09%となった。

ドイツメディア「ドイチェ・ベレ」中国語電子版は5日、日本の防衛費の対GDP比が初めて、1%を上回らないとの不文律を打破したとの見方を示し、日本政府は「防衛力を強化し、日米同盟関係を一段と強固にする決心を見せた」とした。

岸田首相は同月27日、陸上自衛隊の朝霞駐屯地で開かれた観閲式に出席した際、自衛隊員800人に向けて、「敵基地攻撃能力の保有も含めて、あらゆる選択肢を排除せず検討し、必要な防衛力を強化していく」と述べた。

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