中国・北京の天安門広場で行進する中国軍の兵士たち=2020年4月28日(Lintao Zhang/Getty Images)

中国、対日関係の改善に意欲も「様々な機会でわが国を批判」公安調査庁 

公安調査庁は17日に発表した報告書「内外情勢の回顧と展望」(令和4年1月)で、中国による日本の大学と企業からの技術取得が依然と続いているとし、今後警戒する必要があると警告を発した。日本に対して関係を改善する姿勢を見せているが、「様々な機会を捉えてわが国の対応を批判している」と非難した。

報告書は、中国当局が「千人計画」、海外企業の買収、外国企業の機密情報窃取などを通じて、依然として「必要な技術や能力を海外企業から得ようとしている」と示した。

軍需産業との繋がりが深いとされる「国防七校」に日本人研究者が従事していると言及し、日本企業や大学などの高度な技術や人材が狙われているという。国内の「こうした動向に警戒する必要がある」と警告した。

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