ケガで意識を失ったサルをインド人が心肺蘇生法で救う
インドで、怪我をして意識を失っているサルを発見した心優しい男性が、心肺蘇生法(CPR)を行う動画が話題になっています。
インドの「Times Now」によると、この事件は12月10日にタミル・ナードゥ州の町ペランバルールで起こりました。 住宅地に侵入したサルが野犬に噛まれ、重体となる事件が発生しました。
救急車の運転手をしているプラブさん(42歳)は、このことを知らされて現場に駆けつけ、様子を見に行きました。 すると、怪我をしたサルが木にぶら下がり、意識を失っているのを発見しました。
プラブさんは、サルが目を覚ますまで、胸を押したり、口に息を吹き込んだりして、心肺蘇生法を施しました。
すると、サルはまるでプラブさんの必死の思いが通じたかのように息を吹き返したのです。プラブさんは猿を赤ん坊のように抱いて、嬉しそうに「病院へ行こう」と言いました。
その後、プラブさんはこのサルを近くの動物病院に連れて行きました。 獣医はブドウ糖と狂犬病のワクチンを投与し、森林局職員に引き渡しました。
プラブさんがサルを救出する動画は、インターネット上で話題になりました。 プラブさんの善行を「暖かい心の持ち主」と評する人もいます。
(動画を見るにはこちらをクリック)
プラブさんは、2010年に応急処置の講習を受けたことがあり、そのときに学んだことがサルの命を救うのに役立ったと地元メディアに語りました。
以前「Epoch Times」が報じたように、タイ東部のチャンタブリーでも昨年、子ゾウがバイクに轢かれて倒れましたが、救急隊員が心肺蘇生を行い、無事蘇生に成功しました。
この救急隊員は、26年のキャリアの中で子象の心肺蘇生を行ったのはこれが初めてであり、そして、命も助かりました。
(翻訳・井田千景)
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