写真はオランダの国旗(TOBIAS SCHWARZ/AFP via Getty Images)

蘭大学、中国からの資金受け入れ中止 学問独立性への懸念

オランダのアムステルダム自由大学(VU)は、中国西南政法大学からVUの異文化人権センター(Cross Cultural Human Rights Centre、CCHRC)への資金提供を今後受け取らない方針を決定した。同国内では、中国側が資金提供を通じてCCHRCに浸透し、学問の独立性を失わせているとの懸念が強まっている。

オランダ放送協会(NOS)19日付によると、2018~20年まで、CCHRCは毎年、中国の西南政法大学から25万~30万ユーロ(約3222万~3866万円)の資金を受け取っていた。同大学はCCHRCの唯一の外国資金支援者である。

報道は、「CCHRCの研究者らは中国当局のウイグル人住民への抑圧を否定し、当局の人権政策を公に擁護した」と指摘した。オランダ国内では、研究活動におけるCCHRCの学問の自由について強い懸念を抱いているという。

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