ドリームワールドのノイシュヴァンシュタイン城(上)
「童話の中のお城」と称される「ノイシュヴァンシュタイン城」はドイツのバイエルン州に位置しています。100年余りの間ずっと、この白い城壁と青い屋根を持ったおとぎ話に出てきそうな、夢に満ち溢れたお城は、世界各地からの観光客の心を引き付けています。
19世紀、ドイツの作曲家のリヒャルト・ワーグナーのオペラ『ローエングリン』のあらすじを簡単に説明すると、ブラバント公国の世継ぎであるゴットフリートが行方不明になり、大臣のフリードリヒはゴットフリートの姉エルザに弟殺しの疑いをかけました。
濡れ衣を着せられたエルザを助けるため、白鳥が曳く小舟に乗って騎士がやってきてフリードリヒを倒し、エルザの潔白を証明しました。そして、婚姻を結ぶとき、自分の素性を聞かないことをエルザに約束させました。しかし、エルザは、フリードリヒの妻オルトルートに惑わされて、結局、騎士に質問しました。
関連記事
傷口から芳香を生む沈香や、火を経て形を捨て清気となるお香の姿を通し、苦難を乗り越える心の転化と生命の深遠なあり方を静かに説くエッセイ。俗世の喧騒を離れ、心を澄ませて高遠な境地へ向かう道を示す
中国の伝統的な職人精神を紐解く一編。宋代の茶碗や古琴など身近な器物に宿る美を通し、単なる技術や派手さを超えた「敬」と「静」、天人合一の思想を描く。日常の道具に心を込め、精神を高める美学に迫る
大英博物館で公開された名画『女史箴図』。単なる女性への戒めではなく、天地の理や人倫の調和、そして愛や情を永く保つための「節度」と「内面の美」を描いた本作から、現代の家庭にも通じる真の生き方を読み解く
遣唐使や鑑真を通じた受容から現代の職人技、渋沢栄一の思想まで、千年の時を超えて日本に根づき継承された中華文明の足跡を辿る。文化が他民族の生活や精神に宿り、今なお響き合う理由を静かに解き明かした論考
二百年同じ井戸水で豆腐を作る京都の職人や、一生ものの伝統工芸品。効率よりも誠実さを選び、自らの心を映す「ものづくり」の姿勢から、世界中を惹きつけ信頼される日本固有の「信」の精神を紐解きます