写真は、チチェン・イッツァ遺跡「戦士の神殿」です。(マノリ / PIXTA)

世界中のピラミッド(49)マヤの至高神 ククルカン

マヤ神話によると、雨を司る神は蛇と合体し、民の心の中に深く刻み込まれ、その後、マヤ文明において特有のシンボルとなりました。それがククルカンなのです。そのため、マヤの人々にとって、ククルカンは雨の神様よりも地位が高いのです。また、ククルカンは雨だけでなく、農業や天気、万物の成長、生命の輪廻転生などにも対応しています。

マヤ神話では、ククルカンは人々に天文や数学、芸術などの知識を教え、法律をも定めたと言われています。マヤの人々が知識を獲得して建国した後、ククルカンは蛇に乗って天上の故郷に帰っていきました。

ククルカン神殿の東側に4層の壮大なピラミッド「戦士の神殿」が佇んでいます。神殿の正面や南側にはいくつもの角柱や円柱の柱が残されており、これらの柱はかつて神殿を支えていたといわれています。その入り口には巨大な岩石を彫って作られた仰向けの人間の像「チャクモール」があり、死んだ戦士を象徴し、神に供物を運ぶ存在であると考えられています。

▶ 続きを読む
関連記事
自分を許せない背景には、過去へのとらわれや強すぎる責任感が関係することがあります。責任を受け止めながら心を軽くする視点を紹介します。
突然の動悸や脈の乱れは、一時的なものだけでなく危険な不整脈の可能性もあります。受診の目安や発作時の対処法を医師が解説します。
春に悪化しやすい喘息、その原因は「炎症」にあった?最新研究が示す治療の変化と、発作を防ぐための生活の工夫をわかりやすく解説します。
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。