中露依存を断ち切り、強靭さを身につけて=リトアニア外相
リトアニアのランズベルギス外相は10日、一時的な物価や電気料金の上昇は考えられるが権威主義の中露への依存からは脱却すべきだと語った。訪問先のカナダのナショナル・プレス・クラブで演説した。
バルト三国のリトアニアは2つの大きな地政学的な圧力に面している。隣国ウクライナの国境には十数万人のロシア軍が動員され緊張が高まるいっぽう、中国共産党からは継続的な経済強制を受けている。
「利益による(中露への)依存だが、相手に責任を求めることさえ制限される」不均衡な関係になったとランズベルギス氏は述べた。また数十年の貿易の自由化で法の支配や民主主義の価値が伝わると考えられていたが「実際は全く逆」と、旧来の方針を転換する必要性を語った。
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