ウクライナ国境沿いに大規模兵力を展開するロシア:インド太平洋との契約を喪失
ロシアがウクライナ国境への大規模な兵力展開を行なっている間に、ロシアから戦闘機を購入する契約を締結していたインドネシアが調達計画を正式に破棄すると発表した。これでロシア防衛産業は主要なインド太平洋諸国との取引を1つ失うことになった。
ニュースウェブサイト「ユーラシアン・タイムズ(EurAsian Times)」の報道では、2021年12月下旬にロシアのスホーイ製Su-35戦闘機11機の調達計画を破棄すると記者会見で発表したインドネシア空軍のファジャール・プラセティオ(Fadjar Prasetyo)参謀総長は、「いつまでもロシアとの契約に拘っているわけにはいかない」と述べている。
BenarNewsが伝えたところでは、インドネシアは調達工程の長期化および米国から制裁措置を課される可能性に対する懸念から、同多用途戦闘機の調達計画を破棄したと考えられる。
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