元米国務省次官補のロバート・ デストロ氏は19日、ワシントンのケネディセンター・オペラハウスで開かれた神韻公演を鑑賞した。新型コロナウイルスの大流行で世界が困難の最中にいる今こそ希望をもたらす神韻を見るべきだと語った。
「とにかく美しい」と公演を振り返った。アーティストの舞踊に西洋と東洋の音色を融合したオーケストラ演奏からはポジティブなエネルギーが発散され楽観的な気持ちになったと神韻公演を絶賛した。
はるか遠い古代、中国は神々の地、神州として知られていた。そこでは皇帝から庶民に至るまで、すべての人々が自分たちの文化は天からの授かりものと信じていた。デストロ氏は、神韻公演で初めて中国の精神文化に触れたと述べ「面白い。もっと勉強する価値がある」と感慨深げに語った。
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は中国5000年の伝統文化の復興を掲げ、世界各地を巡り観客に古典舞踊を披露する。中国共産党が神韻公演を許可していないため本土公演は行われていない。
デストロ氏はアーティストたちが奥深い物語を巧みに表現しており、その姿に感極まったという。舞台には「とても重要なメッセージが込められている。(公演を鑑賞できて)光栄だ…。いつの日か中国でも公演できることを心から願う」と語った。
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