中国、台湾孤立に国連決議を「わい曲」=米シンクタンク
米シンクタンク、ジャーマン・マーシャル財団(GMF)はこのほど、中国共産党政権は国際社会で台湾を孤立させるために国連の決議をわい曲していると批判した。同財団は米政府に対抗策を講じるよう呼びかけた。
GMFは24日「(中国による)国連決議2758のわい曲と台湾の国連へのアクセスの制限について」と題した調査報告書を公表した。
報告書は、中国政府は1971年に採択された国連総会第2758号決議(アルバニア決議)を「中国の『1つの中国』原則や『台湾は中国の1つの省である』との主張にすり替えた」と指摘し、「国連内部で台湾を孤立させ、国連活動への参加を阻んでいる」と非難した。
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