ウクライナめぐり偽情報拡散…AIで作成された架空の人物
ウクライナ情勢をめぐり偽情報を拡散していたとして、メタ(旧フェイスブック)は2月27日までに影響工作を図る40のアカウントを停止したと発表した。より本物であるかのように装うため、人工知能(AI)が作成した架空の人物の画像を使用したり、偽りの経歴を掲げたりしていた。
米NBCニュースのベン・コリンズ記者は停止したアカウントの2つを例示。白人男性の「ウラジミール・ボンダレンコ」および白人女性の「イリーナ・ケリモバ」は反ウクライナ主張を繰り返しており、同国の信頼を損なうことを狙う情報を発信した。この2つは、ロシアの政治宣伝サイト「ウクライナ・トゥデイ」に誘導していた。
この2人の画像はAIで生成されていたという。コリンズ氏はツイートで男性画像の歪んだ耳の形を、女性画像の不自然なイヤリングの付け方を指摘。AIを活用して架空人物の画像を作成するサイト「This Person Does Not Exist(この人は存在しない)」を使用した際に出てくる特徴とした。
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