米、ロシアとホットライン新設 ウクライナ侵攻巡る懸念受け
[ワシントン 3日 ロイター] – 米国防総省がロシア国防省と新たなホットラインを開設したことが、米政府高官の話で3日、明らかになった。高官はロイターに、「誤算や軍事事故および激化」を予防する狙いがあると説明した。
ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、欧州の米同盟国は不測の事故を含む紛争の飛び火を恐れている。欧米諸国はまた、ウクライナ政府軍に兵器を供与し、ロシアは他国の介入をけん制している。
高官は匿名を条件に、今月1日にロシア国防省とホットラインを開設したと述べ、NBCの報道を確認した。
米軍は過去のシリア内戦などでもロシアとのホットラインを開設している。
米政府は、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻後、核抑止部隊に警戒態勢に移行するよう命じたことに伴う二国間の緊張を和らげるために取り組んでいる。
報道によると、ロシアのラブロフ外相は2日、第3次世界大戦は核戦争になると述べており、不安感が強まった。
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