米と同盟国、ウクライナ市民の安全な避難要求 安保理でロシアに
[ワシントン 7日 ロイター] – 米国と同盟国は7日、ウクライナの人道危機が急速に悪化しているとして、ロシアに対してウクライナ市民の安全な移動と戦闘地域への支援を国連で求めた。
米国、アイルランド、フランスを含む多くの国の大使とマーティン・グリフィス国連事務次長(人道問題担当)が、市民の死者と難民が急速に増えていることに警鐘を鳴らした。
人道危機を話し合う安全保障理事会の会合でトーマスグリーンフィールド米国連大使が、直ちにウクライナ市民への妨害のない人道的アクセスを認めるようロシアの明確なコミットメントが必要と訴えた。
ロシアは7日、ロシアとベラルーシへの避難ルートを提案した。
フランスのドリビエール国連大使は「ロシアに避難したいと思うウクライナ市民が多いとは思わない。これは偽善だ」と非難した。
これに対しロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナ当局が市民の避難を認めていないと反論した。
グリフィス事務次長は、市民が希望する目的地へ安全に逃れられるよう全ての当事者が注意を払う必要があると主張。人道回廊も設置されるべきだと述べた。
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