韓国の大統領報道官は8日、バイデン米大統領が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対ロシアの金融制裁と輸出規制への参加に謝意を示した書簡を送ったと明らかにした。写真は3月4日、ソウルで撮影(2022年 ロイター/Kim Hong-Ji)

米大統領、対ロシア制裁参加に感謝の書簡=韓国大統領府

[ソウル 8日 ロイター] – 韓国の大統領報道官は8日、バイデン米大統領が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対ロシアの金融制裁と輸出規制への参加に謝意を示した書簡を送ったと明らかにした。

韓国は8日からロシア中央銀行との取引を停止し、ウォン建て資産を凍結した。それ以前にはロシアの銀行7行とその子会社との取引停止を発表していた。

報道官によると、書簡には「韓国の毅然とした決断は、ウクライナの主権を支持するという強いメッセージになる」と記されていた。

韓国はロシアに対する戦略物資の出荷禁止で輸出規制を強化し、備蓄石油442万バレルの放出を発表した。

バイデン大統領は、石油備蓄放出の決定も世界のエネルギー市場を安定させエネルギー安全保障という共通の目標達成に向けた団結力を示していると評価した。

関連記事
NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
日米韓3カ国の安全保障担当官は25日、ワシントンで協議を行い、北朝鮮がロシアに派遣した兵士がウクライナの戦線に投入される可能性について「重大な懸念」を表明した。米ホワイトハウスが発表した。
次期大統領を争う共和党のトランプ候補と民主党のハリス候補は、ウクライナ戦争の出口戦略およびロシアとの交渉姿勢において対極的な態度をとっている。
ロイターの報道によると、ロシアは中国に秘密裏に武器プロジェクトを設立し、ウクライナ戦争を支援するための攻撃型無人機の開発と生産を行っている
オースティン米国防長官はウクライナのウメロフ国防相と電話会談を行い、米国のウクライナに対する揺るぎない支援を再表明した。米国防総省が23日に明らかにした。