小さいけど優秀な食材「ベビーコーンを活用しましょう!」
ベビーコーンとトウモロコシは、もともと同根の生まれですが、その食物上の分類と栄養価は同じではありません。
穀物の一種であるトウモロコシに対して、ベビーコーンは野菜に分類されます。
ベビーコーンはカロリーが低くダイエットに役立つ上、塩分を体外に排出するカリウムを多く含むため、血圧コントロールにも有益です。つまりベビーコーンは、心臓血管を保護し、脳卒中の予防も期待できる「優秀な食材」なのです。
また、ベビーコーンは食物繊維を多く含みますので、葉菜類に比べて咀嚼するのに多くの時間を要します。
口の中で長く噛む食物は、そのぶん満腹感が脳に伝わりやすいですが、すぐに呑み込めるものは満腹感が得られにくいため、つい食べ過ぎてしまいます。その点、ベビーコーンは低カロリーでありながら「満腹感」が容易に得られるという、実に不思議な野菜でもあります。
他の野菜や果物に比べて、ベビーコーンは鉄分を多く含んでいます。
果物のなかでサクランボは鉄分が比較的多いと言われていますが、ベビーコーンはサクランボの3倍以上もの鉄分を含んでいます。血液中の鉄分には、ヘムと赤血球の合成を促進して全身に酸素を運搬するとともに、貧血を予防する重要な役割があります。
見た目も可愛らしく体にも良いベビーコーンを、日常の食事のなかで、ぜひご活用ください!
(文・蘇冠米/翻訳編集・鳥飼聡)
関連記事
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。