今年73歳でパーキンソン病を患うウォルター・ディクソン氏は2022年2月12日、ニューヨーク州で神韻公演を鑑賞しました。杖をついて劇場に入った同氏は、公演鑑賞後、杖を使わずに劇場から出てきました。(NTD新唐人)

董宇紅博士が語る神韻の奇跡「善良な心が、治癒力や免疫力を高める」(1)

日本の皆様、こんにちは。私は董宇紅です。

お元気でいらっしゃいますか?

先日、私は大紀元と新唐人の報道で、このような「病例」の報道を目にしました。

金融会社の経営者であるウォルター・ディクソン氏は2月12日、3人の孫娘とともに、ニューヨーク州シラキュースにあるクラウス・ハインズ劇場で神韻公演を鑑賞しました。

今年73歳のディクソン氏は、杖なしでは歩行が難しいパーキンソン病患者でした。

この日、劇場に入ったときも、いつも通り杖をついていました。ところが公演鑑賞後、なんと同氏は杖を全く使わず、自分の足でしっかり歩いて劇場から出てきたのです。

そのときディクソン氏は、思いもかけない自身の変化に驚くとともに、喜びのため少し興奮した声でこう言いました。

「私はパーキンソン病で、歩くには、いつも杖が手放せないのです。この劇場に来るだけでも苦労しました。ところが今、この公演を見ただけで、杖を使わず、孫にも支えられず、一人で歩いて出て来られたのです。一体何があったのだろう!」

ディクソン氏はコメントの最後に、「この公演には病の治癒力がある」と付け加えました。

神韻は、世界随一の中国古典舞踊と古典音楽による芸術団で、毎年世界で巡回公演しています。新型コロナウイルス(中共ウイルス)による公演への影響が約2年間続きましたが、制限が解除された国では、世界ツアーが次々と再開されています。

世界的に高い評価を受け、「チケット1枚も入手しにくい」と言われるほど人気を博している神韻公演ですが、私は最近、この公演が人体にもたらす「奇跡的な効果」に気づきました。

実は、多くの人(医学の専門家を含めて)が神韻を見た後に、一つの共通した感覚を覚えるのです。「このステージには、病を癒し、治す力があるようだ」。

この仮説は、確かに現代医学の理論の中から、説明可能な解釈を見つけることができます。

1、優れた芸術はストレスや憂鬱を解消する

放射線腫瘍学者のマイケル・ギレザン氏も、神韻公演を見て、そのステージには大きな癒しの力を感じたと言います。

多くの研究により、人体内のストレスホルモンであるコルチゾールの放出が増加すると、免疫細胞の機能が抑制されることが明らかになっています。長期にわたるストレスは各種の炎症を引き起こし、慢性疾患のリスクを高めます。

優れた芸術を鑑賞すると、人はストレスやマイナスの感情が解消されます。そうすることで免疫機能が向上し、慢性的な炎症も改善されるのです。

2022年3月、神韻芸術団はパリ国際会議センターで5回の公演を行いました。会場はすべて満席で、観客は「大きな感動を受けた」という感想を寄せました。(大紀元)

2、良い音楽は病状を緩和する

パリの大型病院でリハビリ科主任を務めるメアリー・アンヌ・リゲル医師は、自身が関係する医療の観点から「音楽には治癒効果がある」と言います。

神韻公演の音楽は非常に調和的で、心地良いものです。彼女は、自身が努める病院で、音楽を使った療法や症状の緩和を実践しています。

中国では、古代から「楽(ガク)」と「薬(ヤク)」 は通じると言われています。また、伝統的な漢方医学では、五音(角・微・宮・商・羽)が五臓(肝・心・脾・肺・腎)に対応しており、それぞれの音が該当する臓器の疾病を治療できると考えています。

現代医学の観点から見ると、人間の器官は一定の周波数で振動しています。

音楽は、その音波によって人体の臓腑と共振し、器官の機能を調整するとともに、疾病を改善するのです。

 

3、明るい光と色が、脳や神経系を調整する

神韻のステージがもつ、もう一つの特徴は、演目の全てが美しく絢爛としており、明るい色彩に満ちていることです。

光療法に関する科学的研究によって、色彩は人の神経系に影響を与え、感情を調整できることが分かっています。

例えば、赤い光は交感神経を刺激しストレスを与えますが、青い光や白い光は副交感神経を刺激してリラックス効果があります。これらを適切に組み合わせることで、人体の免疫細胞の機能を活性化することができるのです。

 

4、道徳的精神は免疫力をアップさせる

神韻公演には、感動的な物語や面白い内容の舞踊劇など、いろいろな演目があります。

いずれの演目も、人間の善良さや誠実さ、寛容な精神など、現代では忘れられがちな道徳を伝えるという共通点があるのです。

道徳的価値の高い芸術作品を鑑賞することは、人間の免疫機能を向上させます。

ハーバード大学の心理学者であるデビッド・マクレラン氏によると、インドのコルカタで貧民や重病人の救済に当たったマザー・テレサの善行に関する動画を被験者に見せたところ、被験者の免疫力が高まったことが確認されました。この変化は、マザー・テレサを支持しない被験者にも起きていました。

さらに言えば、芸術作品から良い影響を受けた本人が、実際に善行を行うならば、免疫系にとってさらに有益なことになります。

人が良いことをすると、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌が高まります。オキシトシンには人間の免疫力を高め、ストレスによる影響や慢性炎症を軽減するはたらきがあります。

人が善行を重ねるとオキシトシンの分泌量が増えます。オキシトシンには免疫力を高めるはたらきがあります。(健康1+1/大紀元)

5、善良な価値観は、心身を健康にする

医師であり栄養士でもあるマイケル・ガエタ氏は、神韻を鑑賞した後、「現代社会において、人々は多くの伝統的な価値観から離れている。神韻公演は、人類が忘れていた美徳を呼び覚ますものだ」と述べて、感慨にふけったと言います。

確かに現代医学は、人が善良な価値観を持っているとき、その心身の状態も健康であることを発見しています。

研究によると、人生の意義を追求し、善良な心をもつことに幸福を見出せる人は、免疫細胞であるインターフェロンのレベルが高まるうえ、抗体の産生力も高く、炎症遺伝子を抑制できます。これらの変化は、病原ウイルスに対しても有効です。

ただし「快楽的な幸福感」を多くもつ人は、全く逆効果となります。そのような人は慢性炎症に陥りやすく、ウイルスに対しても脆弱になります。

 

研究によると、人生の意義を追求し、善良な心をもつことに幸福を見出せる人は、免疫力がより優れています。(健康1+1/大紀元)

 

(続く)

(口述・董宇紅/翻訳編集・鳥飼聡)

(以下、第2稿に続きます)

 

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