赤いタイル張りのドームを持つサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。(Shutterstock)

未だ解明されていない サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の八角ドーム

フィレンツェと言えば、多くの人は恐らく赤レンガのドームと白い大理石の壮大な建築物を思い浮かべるでしょう。それはフィレンツェのシンボルであるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。

しかし、1418年までは、すでに100年以上の歴史を持つこの豪華な大聖堂にはドームがなく、天井の部分は開いていたのです!では、どうして天井部分を完成させなかったのでしょうか。それは、これほど大きな天井をどのように作るか、誰もわからなかったからです。

当時、大聖堂のドームの部分は未完成のまま、仮の木枠しかありませんでした。当時の技術では、直径43.7メートル、高さ52メートル、そして、八角形の丈夫なドームを築き上げることは不可能だったのです。そのため、1419年、フィレンツェの政府は市民から建築計画を募集しました。その中で、フィリッポ・ブルネレスキの提案が注目されました。

 

▶ 続きを読む
関連記事
傷が治りにくい、風邪が長引く、疲れが抜けにくい。免疫老化の背景にある炎症、睡眠、孤独との関係を見直します
喉の乾きや午後の疲れが気になる白露に。さんま、里芋、豆乳、梨で、秋の乾燥に備えるコンビニ薬膳ランチ
考え事で眠れない、夜中に目が覚める。中医学の視点から、不眠のタイプ別に食養生とツボ押しを紹介します
子育ては親だけで頑張るものではないのかもしれません。祖父母、とりわけ母方の祖母が近くにいることで、母子の暮らしや子どもの成長にどんな影響があるのでしょうか。研究から見えてきた、祖父母の意外な役割に注目です。
傷口から芳香を生む沈香や、火を経て形を捨て清気となるお香の姿を通し、苦難を乗り越える心の転化と生命の深遠なあり方を静かに説くエッセイ。俗世の喧騒を離れ、心を澄ませて高遠な境地へ向かう道を示す