「夕月かかりて匂い淡し」浜離宮の菜の花
ウクライナ共和国の国旗は、目にも鮮やかな青と黄が上下に配置された、まことにシンプルで美しい旗です。
その図案は、ゆたかに実った麦畑の大地と、澄み渡った青空を表しているそうです。
本当に、本当にその通りの平和な風景であったなら、人はどれほど幸せでしょうか。
黄色という目に心地よい色彩を想像していたら、こんな歌を思い出しました。
「菜の花畠に入日うすれ、見渡す山の端かすみ深し。春風そよ吹く空を見れば、夕月かかりて匂い淡し」。
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