フライパンの頑固な焦げを取るには? 焦げ付きを防ぐ5つのコツ
焦げた鍋は刺激臭を放つだけでなく、黒ずんだ汚れで掃除が大変です。鍋底を傷つけず、焦げ付いた鍋をしっかり洗浄するにはどうすればよいでしょうか?
素材に応じた焦げ付きの清掃
フライパンの焦げ付きは、過熱された食材や調味料が炭化してこびりついたものです。これは、油の不足、加熱のしすぎ、加熱時間の長さなどが原因であることが多く、そうした焦げた鍋底は黒く硬くなり、スポンジで拭いただけでは取れません。
焦げたフライパンはクリーナーでしっかり洗うのと、手でゴシゴシ洗うのとどちらがいいのでしょうか? それは実は、鍋の素材にもよるのです。現在、フライパンはその素材によって、ステンレス、チタン、アルミ、鉄の4種類に大別されます。よく聞くテフロンというのは、食材がくっつかないように塗られたコーティングのことです。
テフロン、ステンレス、チタンのフライパンは同じように洗えますが、アルミと鉄は別物です。
テフロン、ステンレス、チタンの鍋の洗浄について
テフロン加工のフライパンは通常、焦げ付きにくいという特徴がありますが、それでも一定の高温になると焦げてしまうことがあります。焦げ付きがひどくない場合は、鍋に水を沸騰させて一晩置き、スポンジで洗うとよいでしょう。この場合、焦げ付いた汚れはすべて簡単に落とせます。
しかし、テフロン加工のフライパンを焦がしたときの黒い汚れは非常に頑固です。重曹のアルカリ性で中和すると簡単に落とせます。
焦げ付きの落とし方
ステップ1
十分な量の水に浸す。鍋底だけしか焦げ付いていなくても、3cmほどの深さは入れておきましょう。
ステップ2
重曹を加えて溶かします。重曹を大さじ1~2杯入れ、水に溶かします。重曹を入れすぎないようにしましょう。
ステップ3
10分ほど沸騰させます。重曹を沸騰させ、10分ほどたったら火を止めます。
冷ましてから、スポンジでこすります。重曹が冷めたら、スポンジで拭き取ります。
上記の方法は、ステンレスやチタンのフライパンの焦げ付きにも適しています。
アルミパンの洗浄
アルミのフライパンは、アルカリ性の重曹に触れると変色してしまうので、重曹で洗わないでください。
アルミ鍋の基本的な洗い方は、お湯を沸かして一晩置くことです。玉ねぎの皮を入れて水と一緒に煮てもいいし、お酢を大さじ1~2杯入れて煮てもいいし、どちらも片付けが楽になりますよ。酢の入れすぎに注意してください。
それでも頑固な汚れが残っている場合は、物理的なこすり洗いだけで汚れを落とします。
また、アルミニウムのフライパンは、元の酸化アルミニウムの膜がはがれたときにできる黒色の酸化膜のために、黒ずみが発生しやすいです。この黒色酸化膜をクエン酸で除去することで、本来の酸化アルミニウムの膜を取り戻すことができるのです。
方法は簡単で、鍋に黒い部分が隠れるくらいの水を適量入れ、クエン酸を小さじ2杯程度加えるだけです。 中火で約15分加熱し、黒い色が取れたら、アルミパンをよく乾燥させて空気に触れさせると、本来の酸化アルミニウムの皮膜が復活します。
鉄製フライパンの洗浄
鉄のフライパンは他の素材に比べて汚れがつきやすく、汚れも頑固なため、特に強力な方法が必要です。
まず、鉄のフライパンを強火で、汚れが黒くなり煙が消えるまで熱し、火を止めます。
その後、フライパンを水に浸し、金属ヘラや金属ブラシで力強くこすり、頑固な汚れを落とします。完全に除去できない場合は、少量の洗剤できれいになります。
鍋の焦げ付きを防ぐ5つのポイント
鍋の焦げ付き汚れを落とす方法はいろいろありますが、鍋を長持ちさせるためには、日頃のお手入れが欠かせません。ここでは、家事情報を配信する日本のサイト「cojicaji」が紹介する、鍋の焦げ付きを防ぐための5つの方法をご紹介します。
過熱を避ける
どのようなフライパンでも、調理の際には加熱しすぎないことが大切です。特にテフロン加工のフライパンは、火力が強すぎるとコーティングが剥がれて焦げ付きやすくなり、こびりつきを防止する効果も失われてしまいます。
調理前に油を塗る
フライパンに油を敷いてから調理し、焦げ付きにくいようにゆっくり加熱する。油が少ないと食材や調味料が鍋底にこびりつき、焦げることがありますのでご注意ください。
フライパンの底を傷つけないようにする。
フライパンに傷がついていると、食材同士がくっつきやすく、フライパンが汚れる原因になります。そのため、鉄以外の素材のフライパンの洗浄に鉄球を使用したり、料理の盛り付けにスパチュラを使用したりしないようにしましょう。
鉄・アルミパンのオイルメンテナンス
鉄やアルミのフライパンを購入したら、油を塗ってから使い始めてください。フライパンに油を適量入れ、中火で2〜3分加熱し、油を切ります。 使わないときはキッチンペーパーでそっと油を拭き取り、そのまま調理に使ってください。
油で覆われ焦げ付きにくくなったフライパンは、お手入れの際に洗剤を使わないでください。
ステンレス製フライパンを十分に加熱してから使用する。
ステンレスのフライパンをよく熱してから調理します。水を垂らしながら中火で3〜4分加熱し、水滴が転がるような温度になったら火を止め、湿った布巾の上にフライパンを置いて冷まします。調理前にこの工程を加えることで、焦げ付きを抑えることができます。
(翻訳・里見雨禾)