香港の鳳凰衛視は「中国企業」、台湾支局に閉鎖命令=台経済省
台湾政府は香港メディア「鳳凰衛視(フェニックステレビ)」の台湾支局は中国本土の企業であるとし、同支局に対して5月14日までに閉鎖するよう命じたことがわかった。
王美花・経済相は6日、昨年、フェニックステレビの株式保有構造が変わり、中国本土の企業が同社の株式40%以上を保有することになったと示した。
台中関係に関する包括的な規定である「台湾地区と大陸地区の人民関係条例(両岸条例)」第73条は、中国本土の市民や法人が直接また間接的に、第3の国・地域にある企業の株式30%以上を保有する場合、当該企業を中国企業と認定すると定める。
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